今回は、セガサターン版『セガラリーチャンピオンシップ』について書いていきたいと思います。


セガサターンを所有している方、または筆者のように以前持ってた方はプレイしたことあるって方、結構いるのではないでしょうか。


当時、ゲームセンターでアーケード版『セガラリー』ってよく見かけていましたよね。


『デイトナUSA』にハマって、セガのレースゲームって面白いな〜って思っている最中に新作ゲームとして稼働開始されたレースゲームでした。



セガサターンのソフトの中でも良作であることは間違いないかなと思います。


そんなセガサターン版『セガラリーチャンピオンシップ』についていろいろお伝えしていこうと思います。



『セガラリーチャンピオンシップ』って、どんなゲーム？


『セガラリーチャンピオンシップ』は1995年にアーケード版リリースされ、同じ年にセガサターンに移植されました。


『セガラリーチャンピオンシップ』はその名の通り、ラリーを題材にしたレースゲームでしてゲーム内容は4つのラウンドがあり、

  • 初級「DESERT」
  • 中級「FOREST」
  • 上級「MOUNTAIN」
  • 超上級「LAKESIDE」

で、構成されています。


コースごとに路面状況がいろいろあり、砂利や水たまり、舗装道路などその路面により車の挙動が影響を受けて操作性に変化が起こります。




上級コースまでは15台で順位を競うレースゲームの形式で、上級コースにて1位でゴールすると超上級「レイクサイド」へと進めます。


超上級「レイクサイド」では、そのまま1位をキープして逃げ切れば、ゲームクリアとなります。


選べるラリーカーは、「ランチア　デルタHFインテグラーレ」、「トヨタ　セリカGT-FORE」の2台、さらにオートマ（AT）、マニュアル（MT）の合計4パターンから選ぶかたちとなっています。


あと、サターン版では隠しラリーカーとして「ランチア　ストラトス」が使えます。



とまあ、こんな感じですが本来のラリーと比べるといろいろと違います。


本来のラリーは一つごとのコースをいかに速く走れるかというタイムアタック形式でして、基本一台ずつ走ります。


そういった実際のラリーの部分は取り入れず、ライバルの車を追い抜くというレースゲームらしさをあえて採用しているところが、レースゲームとしての面白さが感じられるのではないかと思います。





サターン版『セガラリーチャンピオンシップ』のここがすごい！

では、サターン版『セガラリー』のどこがすごいのか？
について、書いていきたいと思います。


とにかく移植版の発売が早かった！

アーケード版からセガサターン版への移植されたスピードがとにかく早かったですね。


1995年2月にアーケード版の稼働が開始されてその年の11月にサターン版が発売されるという非常に短いスパンでの発売で、タイミングがよかったですね。


移植ゲームは移植の度合いも大事ですが、移植のタイミングも大事ですよね。


いかにアーケード版がアツいうちに発売できるか？


コレ重要ですよね。




アーケード版に引けを取らない滑らかな動きとサターン版にうまく落とし込まれた操作性


『デイトナUSA』や『セガツーリングカーチャンピオンシップ』などのセガのアーケード版レースゲームもセガサターンに移植されましたが、どちらもがんばった移植ではあるものの動きがカクカクしていたり、処理落ちしたりと不満の残るところがありました。


しかし、この『セガラリー』についてはそのような不満はありません。
肝心の動きに関しては、アーケードどほぼ同じ動きを再現しており、まったく違和感なく遊べます。

操作性についてもゲームパッドで操作しやすいように調整されているので、ゲームパッドで細かな操作ができてとても面白いです。





アレンジサウンドがカッコ良すぎる！

サターン版『セガラリー』のサウンドはアレンジバージョンとなっていて、これがまたイイ。

アーケード版と聴き比べてみましたが、個人的にはサターン版がおすすめですね。

アーケード版は荒削りな感じのサウンドなんですが、サターン版はアーケード版をベースに綺麗に作りなおされています。

結構ゲームサウンドって、オリジナル版の方がいい場合が多いのですが、『セガラリー』についてはサターン版のアレンジサウンドが抜群にいいです。

各コースごとのサウンドもいいのですが、サターン版にあるクリア後のリプレイ画面のサウンドがまたカッコイイです。

リプレイのサウンドは各コースごとでさらに違うのですが、これがまたどの曲もいいです。


ちなみにサターン版はCDのソフトなんですが、そのままオーディオ再生するとCDで収録されている曲を聴くことができます。


現在、セガサターン本体はうちにないので曲を聴くためだけにソフトのみ所有してます。




リプレイが素晴らしい！

プレイの後に見られるリプレイ画面がいいですね。

アーケード版だとエンディングで超上級コースのリプレイ画面がスタッフロールとともに流れますが、それしかありません。

サターン版はエンディングの後に各コースのリプレイが始まり自分がどのように走ったのか見ることができます。

しかもリプレイ独自のカメラ視点で流れるのでこれがまた迫力があり、多少ヘタな走りをしていてもかっこよく見えます。

さらにリプレイ中の視点切り替えもできて、ただそのまま見るもよし、視点切り替えていろんなリプレイ画面を楽しむのもよしで充実したサターン版ならではの楽しみ方があるのがいいです。




まとめ

といった感じで、サターン版『セガラリーチャンピオンシップ』は数多くあるアーケード版からの移植作品の中でトップクラスのクオリティだと思います。


しかもただの移植で終わらず、セガサターンのスペックに合わせたアレンジが色々と加えられており、それもまた楽しめるものとなっているのがまたいいなと思います。


機会があれば、プレイしてみてください。