ゲームセンターって、現在も相変わらずあちこちにありますよね。

しかし、今と昔とではその中身は大きく変わってきてます。

そんなゲームセンターの歴史がわかる本があります。

それが、

「ゲームセンタークロニクル」

という本です。

今回はこの本について書いていきたいと思います。

 



「ゲームセンタークロニクル」ってどんな本?




この本は、1972年から2017年現在に至るまでのゲームセンターの出来事について書かれたものでして、ゲームセンターで流行ったさまざまなゲームやゲームセンターの客層の変化など、まさにゲームセンターに特化した内容の本となってます。

ゲームセンターの出現から、2017年の現在の姿になるまでスペースインベーダー 、ゼビウス、ストリートファイターⅡなどとともに全国で増え続けたゲームセンター。プレーヤーの移り変わりや進化し続けるテクノロジーの影響を受け少しづつその姿を変えている。一時でもゲームセンターの熱気を味わったことのあるすべての人に捧ぐ。

この本の著者は石井ぜんじさんという方で、ゲーメストというアーケードゲーム専門の雑誌の元編集長をされていたそうです。

ゲームセンターに長年いろいろ関わって来られた方が執筆されているということもあり、その内容はなかなかディープです。

ゲームセンターのはじまりから現在までの変遷をまとめあげられた本で、時代ごとの変化が手に取るようによくわかります。

特に私のようなゲームセンターで遊んでいた経験がある人であれば、間違いなくハマる本です。

ちなみに私の場合は、対戦格闘ゲームが流行っていた頃で「ストⅡ」や「バーチャ2」、「バーチャ3」などガッツリハマっていました。

そんなゲームセンターで入り浸っていた方なら、これはもうバイブルですね。






個人的にゲームセンターに行くきっかけは、「ストリートファイターⅡ」からはじまった

格闘ゲームブームの火付け役となった
「ストリートファイターⅡ」(通称ストⅡ)


個人的には中学生の頃、友達と何気に立ち寄ったゲームセンターで「ストリートファイターⅡ」を目の当たりにしたところからゲームセンターへ通うきっかけとなりました。

それ以前もUFOキャッチャー目当てにたまに遊んだりしてましたが、「ストリートファイターⅡ」に出会ってからはもうこれ一筋でひたすら遊んでました。

はじめて使用したキャラはエドモンド本田。

パンチボタン連打で出る百裂張手をひたすら連打して出してプレイした記憶がいまでも残っています。

そこからキャラクターをいろいろ使用して、最終的に落ち着いたのがリュウでした。

リュウは今や格闘ゲームの代名詞ともいえる波動拳を使うキャラクターで、この波動拳を出せるように何度もお金をつぎ込んで練習したものです。


その後、スーファミでも移植されてうちでもゲームセンターでも遊びまくる「ストⅡ」ざんまいな日々を送りました。

特訓の甲斐あって波動拳をはじめ昇龍拳や竜巻旋風脚なども出せるようになり、さらにはキャンセル技なども使えるようになり「ストⅡ」の遊びの幅が広くなりました。

「ストリートファイターⅡ」は「ダッシュ」、「ダッシュターボ」、「スーパーストリートファイターⅡ」、「スーパーストリートファイターⅡX」とバージョンアップされていき成熟した格闘ゲームとなりました。

その後には新キャラ目白押しの「ストリートファイター3」がリリースされて、前作よりさらにアニメ調のグラフィックになめらかな動きが特徴的な作品になってます。

さらに新たなシステム「ブロッキング」導入により、駆け引きの奥深さが増しました。

こちらも「2nd ジャイアントアタック」、「3rd ストライク」とバージョンアップがなされました。

私自身プレイしたのはこの「3rd」までですね。

この「ストⅡ」シリーズの他にも、SNKが出した「餓狼伝説」や「龍虎の拳」、「サムライスピリッツ」、「キングオブファイターズ」などのシリーズもプレイしてましたね。

SNKブランドのゲームって、一人プレイはなかなか最後まで行けなかった記憶がありますね。

とにかくCPUが強い。

良心的なゲームセンターではレベルを低めにしてるところもありましたが、それでも難しくパターンにハメないとまずクリアはできませんでしたね。

これらの次に登場したのが、セガの3D格闘ゲーム「バーチャファイター」ですね。

特にハマったのが、この「2」で使用キャラはジャッキーとジェフリーを使ってました。

バーチャファイターに関しては「2.1」、「3」、「3tb」までプレイしてましたね。

そんな感じで、ストⅡをきっかけに次々とリリースされる格闘ゲームをプレイしていました。

格闘ゲームの醍醐味はやはり対人対戦。

いくつかの近所のゲームセンターに通ってましたが、それぞれにいろんなプレイヤーが集まってましたね。

下は小学生から上はサラリーマンなどいろんな年齢層のプレイヤーがいましたね。

そんないろんなプレイヤーと対戦をしていると、いい勝負をすればお互いに顔を合わせて声をかけたりしてそのうち仲良くなったり、悔しさのあまりに負けたら筐体を蹴ったりして睨みつけてくるヤツもいたりとさまざまな人間模様というか、当時の「ゲームセンターあるある」なことも経験してきました。






ゲームに強くなりたい一心で読み込んだ「ゲーメストムック」

私所有の思い出のゲーメストムック。
以前は他にも何冊か持ってましたがね。


ゲームセンターで格闘ゲームをするに当たって、特に欲しいと思ったのがキャラクターごとの技や連携技のコマンド集でした。

そこで買い求めていたのが、ゲーメストムックでした。

ゲーメストムックは、それぞれのゲームごとに特化した攻略本で、さらにキャラクターごとの通常技からコマンド技、さらには超必殺技(ゲームによってはないものもある)のコマンドから出すときのコツなど細かく掲載されています。
さらにはコンボ技も写真付きで掲載されていて、「こんな技があるんだ」、「この技が繋がるんだ」など、その格闘ゲームの奥深さを知ることができました。

私の場合、「ストⅡ」や「バーチャ2」、「真サムライスピリッツ」、「KOF 95」などのゲーメストムックを買っては読み漁り、それを頭に叩き込んでゲームセンターでプレイしてアウトプットしてました。

やってた人なら分かると思いますが、一応技表がゲーム筐体の操作パネルのところに挟んである場合がありましたが、ほんの一部しか載ってないんですよね、コレが。

なので、今みたいにすぐ検索して見られるわけではなかったので、とにかくこの攻略本の存在は重要でしたね。

格闘ゲームをする上で、ホントに助かりましたよ。




次第にブームが去り、今やニッチなジャンルとなった格闘ゲーム

そんなハマりにハマったさまざまな格闘ゲームでしたが、次第に飽和状態が訪れて来ました。

2005年あたりになってくると、格闘ゲームもプレイヤーが少なくなってきてたように感じましたし、私自身も社会人になっており仕事が忙しくなって自然とゲームセンターから足が遠のいて行きました。

その辺から次第にビデオゲーム筐体の姿が消えていったように思います。

それとともにゲームセンターそのものの店舗数も減っていったのではないかと思います。

というか、確実に私の通っていたゲームセンターは閉店して消えてしまいましたね。

現在残ってるのは、楽市楽座や遊道楽、タイトーステーションなどをはじめとするチェーン店がほとんどですね。

内容も主にファミリー層をターゲットとしたUFOキャッチャー、メダルゲーム、プリクラ、レースゲーム、音楽ゲーム、ポケモンやドラゴンボールなどのカードゲーム系などが並んだお店ばかりになってしまいましたね。

現在、格闘ゲームはもはやレトロゲーム扱いになっており、東京の高田馬場にある「ミカド」のようなごく一部のゲームセンターにでしか見られないようになり、そこでは現在も盛り上がっています。

それでも近年、「鉄拳7」や「ストリートファイターV」、「バーチャファイターeスポーツ」など最新の格闘ゲームもリリースされており、今後ゲームセンターでの盛り上がりも期待したいところです。





まとめ

というわけで、私の思い出をもとに対戦格闘ゲームを中心にゲームセンターのことを書いてみました。

ゲームセンターでひとつつでもか何かハマったゲームがありますか?

何かゲームセンターで楽しんだことがあれば、この「ゲームセンタークロニクル」は楽しめる本だと思います。

私個人としては、学校の日本史や世界史なんかよりめちゃ楽しめるし、勉強にもなるんじゃないかなって思いますね。

ぜひ一度手に取って読んでみてくださいね。

それでは。




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